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2021.10.25

歯の黄ばみと汚れの解決法

歯は色々な原因で黄色く変色したり、色が変わってしまいます。今回はその大まかな原因と、対処法についてご紹介したいと思います。

着色の種類

今回は着色(歯が黄ばんだり黒ずんだり)していく原因をまとめてみます。

食べ物などによる歯の表面の着色

一度は聞いたことがあるかもしれませんが、「ステイン」が付着すると歯の着色汚れの原因となります。

ステインによる着色としてよく挙げられる食品として、

  • コーヒーや紅茶
  • 赤ワイン
  • ココア など

食べ物以外でも「タバコ」などは特に注意が必要でしょう。

こういった外部から摂取したものによる着色汚れは特に注意が必要でしょう。

虫歯や治療の後遺症

虫歯は歯の表面を溶かして黒ずんだ見た目に変わってしまうことが有名ですが、治療によって神経を取ってしまったりした時も色が抜けて黒っぽくくすんだ色になっていくことがあります。

経年劣化による歯の黄ばみ

健康な歯であっても、日ごろの食事や生活が影響し歯の表面を覆うエナメル質が薄くなっていきます。それによりエナメル質の更に深層にある象牙質という黄色っぽい層の色が透けて見えやすくなることもあります。

加齢による歯の黄ばみ

加齢によりエナメル質(歯の表面)が薄くなると、経年劣化と同じように中の象牙質の色が透けてしまいます。象牙質は年齢を重ねるごとにさらに色が濃くなります。なので、象牙質の色が表面の色に影響し着色したように感じてしまいます。

着色させないために

先ほど歯の着色には色々な原因があることが分かりました。では、それを防ぐ方法はないのでしょうか?

ステインを付着させない

ステインの付着が目立つ食事をした後にすぐに口をゆすいだり、歯磨きすることで着色を防ぐ効果が期待できます。飲食後に歯磨きをするような習慣をつけることで、きれいな白い歯を長く維持できるでしょう。

歯の表面を傷付けないようにする

歯の表面を覆うエナメル質は、つるつるで元々汚れが付着しにくいです。これに生活しているうちに傷がつき、その傷に細かい汚れがついて着色になることが考えられます。特に注意が必要なのは研磨剤入りの歯磨き粉などで強くゴシゴシと歯を磨いてエナメル質を傷つけて着色の原因を作る上、知覚過敏を引き起こしやすくなるリスクがありますので、正しく使用する必要があります。
エナメル質を消耗しないためにも、普段の歯磨きから改善していきましょう。

自分で歯を白くするには

歯科医院で受けるホワイトニングほどの効果は見込めずとも、普段の生活習慣でできることはあるでしょうか。

ホワイトニング用の歯磨き粉を使う

ホワイトニング用の歯磨き粉は、主成分に歯の着色を除去する成分が含まれていて、表面についた着色汚れを落とす効果が期待できます。また、研磨剤が入っているものもあり、正しく使えば少しずつ改善が見込めます。

ホワイトニングペンを使う

市販で売っているホワイトニングペンを使う方法があります。ペン状で、歯の表面に塗って使用します。手軽に使えるため、続けやすいのが特徴です。

ホームホワイトニングを行う

市販のホームホワイトニング(ホーム)でもトレーとジェルを購入することができ、表面の着色程度の汚れは除去できる可能性があります。ただし市販のものは歯科医院のものと違ってトレーやジェルの調整ができないので、せっかく行うのですから、歯科医院で相談されるのが良いでしょう。

歯科医院で歯を白くする

今までお家で出来ることについて紹介しました。では歯科医院で行うオフィスと何が違うのでしょうか?

落とすのは着色だけではない

着色汚れはお家でのケアで対処できることが多いですが、歯科医院ではエナメル質の表面のペリクル層と呼ばれる部分から漂白でき、着色に留まらない「歯そのものの汚れを綺麗にできる」のが最大の特徴です。

その人に合わせて調整ができる

ホワイトニングジェルは人によって効果の表れ方も、痛みの配慮などもバラバラです。市販品は広い層で使えるようになっていますが、人に合ったピンポイントな効果は期待できないかもしれません。歯科医院ではこういった人それぞれの歯にあった調整ができるので、より高く効果を実感していただくことができます。

オフィスでしか扱えない成分がある

歯科医院でしか扱えない成分があり、歯科医院で行うオフィスホワイトニングはより効果を高めやすい側面があります。ホームホワイトニングもその人に合った成分の調整を行いますが、ご自身で使っていただく関係上、ある程度の成分の制限があります。

まとめ

いかがでしたか?今回は歯の汚れは歯そのものの汚れの違いと、表面の着色によって有効なホワイトニング方法が違うことに触れていきました。

ご自分でできることは歯の表面の着色汚れを落としたりケアすることです。経年劣化などで歯そのものの色味を白くすることができるのはオフィスホワイトニングになるので、ご自分がどこまで白くしたいのか目的に応じて選択しましょう。

まずはご相談を

ホワイトニングにはそれぞれ特徴があり、患者様の歯の状態によっても異なります。まずはご相談にお越しください。

 記事監修者:歯科医師 庄野太一郎
徳島県出身、昭和大学歯学部卒業。医療法人庄野歯科診療所の理事長として、庄野歯科医院徳島院、庄野歯科医院北浜オフィスを開設。国際インプラント学会に所属し、インプラント治療の技術研鑽に努め、四国初のインプラントセーフティーマーク取得医院として認定。現在、関連書籍も出版。

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